【(ほぼ)日帰り登山】関西(大阪)から高速バスで木曽駒ヶ岳【登山記録】
日帰りで木曽駒ヶ岳に行ってきました。 (2021/9/18夜~9/19夜)。
木曽駒ヶ岳は、中央アルプス(木曽山脈)の最高峰、長野県に位置する標高2,956mの山で日本百名山にも選定されています。
3000m級の山岳でありながら、ロープウェイで楽々訪れることができるため、登山だけでなく観光地としても人気のある場所です。
登山者にとっては、簡単なコースから難しいコースまであり、初級者から上級者まで楽しめる山となっています。
ロープウェーの終着点、登山の開始点である千畳敷カールは圧巻の景色。
2万年前、氷河期の氷で削り取られたというその地形は、春夏秋冬四季折々にその彩りを変え、訪れる者を魅了します。
では、次に今回のタイムスケジュールです。
※おっと! 登山届は"長野県警HP"で事前に提出しておきましょう!
■タイムスケジュール
【9月18日(土)】
・22:00 大阪発(夜行バス)
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【9月19日(日)】
・6:20 JR岡谷駅着(夜行バス)
・6:37 JR岡谷駅発(電車)
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・6:50 JR辰野駅着(電車)
・6:55 JR辰野駅発(振替え輸送バス)
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・7:10 JR伊那新町駅着(振替え輸送バス、徒歩)
・7:29 JR伊那新町駅発(電車)
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・8:27 JR駒ヶ根駅着(電車)
・9:00 JR駒ヶ根駅発(路線バス)
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・9:45 しらび平駅着(路線バス)
・11:58 しらび平駅発(駒ヶ岳ロープウェイ)
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・12:40 乗越浄土 (通過)
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・12:45 宝剣山荘 (通過)
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・13:00 中岳山頂 (通過)
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・13:30 木曾駒ヶ岳山頂
・13:50 木曾駒ヶ岳出発
▼ここから帰り------------------------------------------
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・14:10 中岳山頂 (通過)
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・14:20 宝剣山荘
・14:25 宝剣山荘 出発
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・14:40 宝剣岳山頂
・14:45 宝剣岳山頂 出発
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・15:00 宝剣山荘
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・17:08 しらび平駅着(駒ヶ岳ロープウェイ)
・17:15 しらび平停留所発(路線バス)
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・17:55 菅の台停留所着(路線バス)
(温泉、ごはん)
・18:30 菅の台停留所発(徒歩)
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・18:35 菅の台BC停留所着(徒歩)
・18:36 菅の台BC停留所発(高速バス)
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・21:15 名鉄BC停留所着(高速バス)
・21:33 JR名古屋駅発(新幹線)
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・22:21 大阪着
では、登山ルートをしらび平駅から順にたどっていきましょう!
まずはじめに、ざっくりした登山ルートと標高です。
※上図はヤマケイで作成させていただきました。
序盤のアップ以外はそれほど体力的に厳しいところはありませんでした。今回は宝剣岳にも立ち寄りましたが、鎖場とトラバースがあり、高所恐怖症の方は避けたほうが無難です(怖かった...)。
- ①しらび平駅から千畳敷駅まで(所要時間:約7分+約2時間)
- ②千畳敷駅から乗越浄土まで(所要時間:約30分)
- ③乗越浄土から木曽駒ヶ岳山頂まで(所要時間:約50分)
- ④木曽駒ヶ岳山頂から宝剣山荘まで(所要時間:約30分)
- ⑤宝剣岳アタック(所要時間:約35分)
- ⑤宝剣山荘から千畳敷駅まで(所要時間:約40分)
- まとめ
①しらび平駅から千畳敷駅まで(所要時間:約7分+約2時間)
しらび平駅から千畳敷駅まではロープウェーに乗るだけ。約1㎞を7分で駆け上がります。
が!
人が多すぎて待ち時間が発生。約2時間。思った以上でした。
売店やちょっとした滝がありますが、2時間は長すぎます。もっと早く来るか、時間をつぶせるものを持ってくるかしたほうがよいです。
整理券は、バスを降りたらもらえました。
待ちに待ったロープウェイが来ました。コロナ禍ですが、ロープウェイ内はぎゅうぎゅうになります。毎回かご内の消毒(手すりを拭くなど)はされていないので、気になる方は手袋等されたほうがいいかもしれません。
※消毒していると回転率が下がるので、待ち時間がもっと増えてしまうというジレンマかな..
景色を楽しんで約7分。千畳敷駅に到着です。
②千畳敷駅から乗越浄土まで(所要時間:約30分)
待ち時間の長いロープウェーを降りると、千畳敷であった。
ロープウェーを降りると、すぐ目の前に雄大な千畳敷カールの姿。視界に収まりきらないほど広い、ほのかに紅葉を始めた千畳敷。いや~、きれいでした。これはほんとに肉眼で見てほしいです。
景色にパワーをもらい、乗越浄土を目指します。今回の山行で最急登が序盤にあります。ペース配分に気を付けながら登ります。今回は人が多く、ところどころ渋滞が発生していたので、せかせか登りすぎて体力を消耗するようなことはありませんでした。
人が多いので、落石を発生させないよう注意です。逆にぶつからないようにも注意。
③乗越浄土から木曽駒ヶ岳山頂まで(所要時間:約50分)
乗越浄土から中岳を通過し、木曽駒ヶ岳へ向かいます。
目と鼻の先に宝剣山荘、そして宝剣岳があります。この時、宝剣岳のほうはガスっていたため、帰りに寄ることにしました。混み具合と天候から判断して、先か後か決めればよいと思います。
中岳には20分ほどで到着。ちょっとした登りですが、乗越浄土と比べると全然ましです。
最後、見えている木曽駒ヶ岳目指して下って登ります! 時間にして30分ほど。
途中の青い屋根、駒ヶ岳頂上山荘ではクレープが売っていました。
山頂には広いスペースがあります。多くの人が休憩していました。自分もここで休憩です。
いつも山頂でお湯を沸かしてカップ麺を食べるのですが、電子式ライターでは火が付かず、お湯を沸かせんまでした;
この山が3000m級ということを忘れていました....
※戻るときに宝剣山荘で昔ながらのフリント式ライターを発見(200円)。購入し、カップ麺を食べました。うまし!
山頂では茂みの中を雷鳥がてくてく歩いてました。意外と警戒心薄い? 人慣れ?
④木曽駒ヶ岳山頂から宝剣山荘まで(所要時間:約30分)
来た道を戻ります。中岳についた時点で宝剣岳を見るとガスが晴れつつありました。
宝剣山荘で休憩後、荷物を近くの岩陰に置き、宝剣岳へアタック開始です!
ヘルメットは必須! 忘れないようにしましょう!
⑤宝剣岳アタック(所要時間:約35分)
宝剣岳山頂までは20分もかかりません。しかしその道のりが中々キケン。鎖場があります。以前、石鎚山に行きましたが、確実にその時よりも難しく危険です。
三点接地は忘れないよう、気を付けて登ります。
※石鎚山の山行記録はこちら
短い間でしたが、濃密なスリルと素晴らしい景色を味わえました。
⑤宝剣山荘から千畳敷駅まで(所要時間:約40分)
太陽からの光が千畳敷の高い壁に阻まれ、乗越浄土からの下り道には影が差しています。そして、何やら嫌な予感のする声が聞こえてきました。
「ただいま整理券を配布しております。現在番号札〇〇~・・・」
遮るものがないためか、乗越浄土を下り始めたところで、千畳敷駅でのアナウンスが耳に届いてきました。また整理券か・・ まいったね、どうも。
気持ち急ぎ足で下りました。
陰る千畳敷もきれいでした。一日の中でもいろんな姿を見せてくれる千畳敷。素晴らしいです。
到着してすぐ整理券をもらいました。約1時間30分待ち。とほほ・・
下りはまとめて数人分の整理券をもらえるようです。パーティーで来られる方は、足の速い人に先に降りてもらって、整理券をなるはやでゲットしておくのが良いかもしれません。
売店を見たり、近くをブラブラしたりして過ごしました。
まとめ
今回のルートはおそらく一番メジャーな初心者向けルートだと思います(宝剣岳だけは初心者向けじゃないと思った)。短時間で景色、スリルが味わえる素晴らしい登山でした。
また、紅葉シーズンは人が多いです。公共交通機関かつ日帰りで行程を組むと、最速ルートでも自家用車より着くのが遅くなってしまいます。なので、人手を避けるには、平日の人が少ない日か、少しシーズンをずらすのが良いかなと思います。