初心者による初心者のための登山記録

山へのアクセス方法、準備、登山記録など、登山計画時に役立つ情報をお伝えします。

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【日帰り登山】関西(大阪)から高速バスで蓼科山【登山記録2019/12/27~12/28】

 夜行バスを使って、日帰りで蓼科山に行ってきました(2019/12/27夜~12/28)。

標高は2531m。長野県茅野市と同北佐久郡立科町との境に位置し、八ヶ岳連峰の北端に位置する円錐形の山です。日本百名山のひとつで、諏訪富士とも呼ばれています。山頂からは、八ヶ岳連峰をはじめとする浅間山、霧ガ峰、美ガ原、北アルプスなどが360度ビューで見渡すことができます。

また、お隣の北横岳と合わせて、初心者向けの雪山としても知られています。

今回は天気よく、快晴、無風であり、雪山デビューには良い条件で登ることができました。

 

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蓼科山(登山口へ向かう道中)

 

■タイムスケジュール


・22:00 大阪発

 ↓

・6:59 茅野駅

・7:55 茅野駅

 ↓

・8:38 石臼台別荘地バス停着

・8:38 石臼台別荘地バス停発

 ↓

・12:30 蓼科山山頂

・12:40 蓼科山出発

 ↓

・14:45 石臼台別荘地バス停着

・14:51 石臼台別荘地バス停発

 

・15:40 茅野駅

・16:10 茅野駅

 ↓

・22:31 大阪着

 

 ※交通に関しての詳細、気を付ける点は次の記事で紹介します。

montanhanq.hatenablog.com

 

では、登山ルートを石臼台別荘地バス停から順にたどっていきましょう!

 

 

①石臼台別荘地バス停から女神茶屋登山口まで


 茅野駅から、北八ヶ岳ロープウェイ前行のバスに乗り、石臼台別荘地バス停前で途中下車します。石臼台別荘地バス停前に着くと、すぐ目の前にロープウェイの看板が見えます。

降りたのは私一人でした。そもそもバスに乗車していたのは私含め二人でした。

その方は北横岳に行くため、終点まで乗るとのことでした。

 

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ロープウェイの看板。おっきい!

 

バスはそのままロープウェイに向かうため去っていきます。

登山口へ向かうには、そのまま坂(ヴィーナスライン)を

まっすぐ上っていきましょう。

間違ってバスについていってはダメです。

 

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去っていくバス

 

ひたすら道路脇を歩いていきます。

車もちょこちょこ通るので、邪魔にならないよう端によって歩きます。

 

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道路脇には雪が。滑りそう

 

道中、竜源橋登山口が右手に見えてきますが、今回はスルーしてその先へ。

 

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竜源橋登山口

 

雪上に残った動物の足跡もよく見かけました。かわゆす。

 

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何かの動物の足跡と自分の足跡の比較

 

30分ほど歩くと、左手に展望台が見えてきます。
ここでは、八ヶ岳南アルプスの山々、八ヶ岳の裾野に広がる広大な森を見渡すことができます。

今回は快晴で、とてもきれいな景色を拝むことができました。

満足してもう帰ってもいいや、と思ったくらいです。帰りませんでしたが。 

 

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女の神展望台

 

展望台を過ぎると、10分ほどで女神茶屋に到着します。

駐車場には、すでに何台も車が止まっていました。

好きな時間に来れるのが、車のいいところですね。

 

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最後の直線

 

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右手に看板が

 

②女神茶屋登山口から森林限界まで


 登山口前で、登山届の記入を済ませたら登山開始です。記入ボックスはトイレの横にあります。ついでにトイレも済ませておきましょう。

 

因みに、自分はこの時点でアイゼンを装着しました。しかし、序盤はそれほど雪が厚く積雪しておらず、たびたびアイゼンが石肌にごつごつ当たったので、今思えば必要なかったかなと思います。

アイゼン装着は、斜面が急になるあたりからでよいと思います。

 

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森の中を進む

 

1時間ほど歩いたでしょうか。

床一面に広がっていた笹の葉が無くなり、目の前に斜面が現れました。記憶ではこの後ずっと登りで、平坦な道はほとんどありませんでした。

既に斜面上に踏み固められたルートができていますが、アイゼンは少なくともこの時点で着けておくべきだと思います。

 

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斜面が続く

 

今回、雪山の美しい景色を楽しむことが一番の目的でした。

それは、自分が思っていた以上に、達成されたと言うことができます。

 

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樹氷を見上げる

 

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斜面を見上げる

 

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斜面で振り返る

 

写真では伝わらないものもあります。

ガスが晴れたときに眼下に広がる光景を見たときは、とても感動しました。


森林限界から頂上まで


 森林限界まで到達すると、山頂までは30分ほどです。

 

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森林限界

 

山頂まではサメ肌のようにごつごつした岩肌を上っていきます。鎖で道順が示されているので、それに沿って行きましょう。

 

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岩肌

 

しばらくすると、山小屋が見えてきます。

頂上までもうすぐです。

 

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山小屋。この時期はあいていません


山小屋に着いたら、まわれ左をして山頂に向かいます。

山頂に着いた時点ではガスっており、周りの景色はよく見えませんでしたが、

看板を見つけてゴールです。

 

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標高2530m

 

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多分山頂と書いてある、はず..

 

あたりを見渡すと、雪に覆われた岩肌がのようなものがうっすら見えました。

この時点ではガスっていたので、十分全景を見ることができませんでした。

 

しばらく待っていると、ガスが晴れ、まるで岩肌がその時一面に広がったかのように姿を見せました。

 

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山頂にて

 

素敵な景色を見ることができ、満足して下山です。 

 

④頂上から石臼台別荘地バス停まで


 この時点で時間は12:40! 登りで4時間近くかかったことになります。登りの斜面が思ったよりもきつく、休み休み登っていたので、想定以上に時間がかかってしまいました。

 

帰りのバスは14:51なので、2時間ほどしかありません。

少し急ぎ足で下山しました。

 

帰りのいいところは、振り返らなくても美しい景色を見ながら降りれるところです。登りは、振り返っては写真を取り・・を繰り返していたので、より時間がかかったのかもしれません。

 

アイゼンのおかげで?、ほとんど滑転せずに降りることができました。

 

バス停には、14:45に到着。ぎりぎりでした。

14:51分のバスに乗り、無事に茅野駅にたどり着くことができました。

 

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茅野駅へ向かう道中、鹿の群れと遭遇

 

温泉に入る時間はなく、駅前のBELVIAで着替えだけ済ませて帰りました。

この時間になると、お店がたくさん開いていました。

お土産屋さんやレストランなどが集まった施設で、バスまでの時間を過ごすには丁度良かったです。

 

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BELVIA

 

まとめ


 初心者向けの雪山ということでしたが、中々の斜面続きでかなり疲れました。自分としては、初めての雪山に蓼科山はおすすめしません。もっと行程の短い北横岳なんかが良いのではないかと思います。

しかし景色は抜群に良かったです。なので、2回目以降の雪山として楽しむのがいいのではないかなと思います。

 

また、茅野駅は朝早くからお店が開いており、駅構内もあったかいので、バス待ちには困らない点がGOODでした。